3人息子の帝王切開出産話
今日は私が子供を3人出産した話をしていこうと思います。
現在、私(29歳)、長男(8歳)、次男(4歳)、三男(3歳)。
3人とも帝王切開での出産でした。
私が帝王切開を拒んで、手術同意書にサインしなかった事、3回の帝王切開を体験して3回とも全然違う出産だった事をまとめてみました。
もし、帝王切開について偏見をもたれている方は是非読んで頂けたらなと思います。
簡単な出産ではありません。帝王切開も立派な出産です。
長男:自然分娩予定だった
破水からの緊急帝王切開
予定日1日が過ぎた朝、破水しました。
妊娠後期になりトイレが近くなるので、最初は漏らしてしまったのか不安になりましたが、すぐにこれは違う!とわかる程、大量の水が出てきました。
すぐにかかりつけの産院に電話をして、入院セットを持ち病院へ。
病院に着きすぐに診察。
子宮口が2cmしか開いておらず、そのまま子宮口が開くのを待ってと言われ部屋でゆっくり過ごす事に。
昼ぐらいから陣痛がはじまり・・・
10分置き・・・5分置き・・・
まだまだ余裕だったので、痛みがない時はお菓子食べたりリラックスしていました(笑)
2分置き・・・1分置き・・・
もう苦しすぎて辛かった\(~o~)/
早く出てきて欲しいから叫びながらスクワットしたりして、痛みとの戦い!
何回診察してもらっても子宮口開いていない・・・
先生にレントゲン撮りましょうと言われ、痛みと闘いながらレントゲン撮影(笑)
骨盤より赤ちゃんの頭が大きくて出てこられない!!
えーーーーーーー!!!!
レントゲン写真を見せながら説明してくれています。
私の骨盤直径8cm(赤ちゃんが通る道)、赤ちゃんの頭直径9cm。
えーーーーーー!!!!
ほんなら赤ちゃんどうなるんですか!?!?!?(陣痛に耐えながら話を聞く)
破水してから24時間以内に産まないと、ばい菌が入るという説明を受け、緊急帝王切開の説明をされました。
すぐに話を受け入れられず・・・
手術説明の承諾書のサインができませんでした。
一番私が引っかかっていた事。
“帝王切開だと子供いっぱい産めなくなるじゃん”
と思っていました。
そう。私の夢は大家族!笑
サインするのを渋っていた私は・・・
お腹がすいたのでおにぎりを食べようとすると看護婦さんに止められました。
「もしかしたら明日手術をするかもしれないので、絶食でお願いします」と。
陣痛の痛みと帝王切開をどうするかと、お腹すいた腹立ちと精神的にも不安定でした(笑)
帝王切開を受け入れられた瞬間
次の日の朝に看護婦さん3人と主治医の先生と一番偉い先生が私の所に来て話をはじめます。(夜中も陣痛に耐えていたので完全寝不足)
その時に子供がいっぱい欲しいと思っていた事を先生にお話しました。
「今お腹にいる赤ちゃんを第一優先にして考えてみませんか?」
と言われました。
その瞬間、自分の考えが一変しました(@_@)
本間や!私この子の事全然考えてないやん。
この子が無事に産まれてくるなら帝王切開でもいい!
と思いすぐにサイン。
お昼から帝王切開がはじまります。
手術は案外早く、30分で長男が取り出され後処置もすぐに終わりました。
丸一日陣痛に耐えた後の人生初の手術。帝王切開。
帝王切開も立派な出産だなと思いました。
赤ちゃんの泣き声を聞くと、すごい。なんとも言えない感動。
帝王切開を拒んでいた自分に反省。
赤ちゃんが一番安全に産まれてくる一番いい方法なのに、すぐに決断できなかった自分が恥ずかしい。
1人目帝王切開後の体の様子
手術が終わり待ちに待った夜ご飯。(前日の夜・手術当日の朝・昼・何も食べていない)
おかゆさんと具無しの味噌汁・・・
もぅこれはショックでした(笑)食に貪欲の私は泣きそうだったww
1日食事を抜いていたので、胃に負担をかけない為の食事なので我慢我慢・・・
当日は寝たきりでしたが、翌日からバルーンも外してもらい歩くことも可能。
お腹を切っているから腹筋を使う行動(寝ている状態から起き上がる時・大爆笑した時)は痛かったです。
ひどい時は痛み止めを出してもらえますが、私は我慢しました(笑)
3日目になると、看護婦さんに「元気やね~!あんまり無理したらだめよ」と言われるぐらい病院内をうろちょろww
当時21歳だったのでめっちゃ元気で回復も早いw
初めての帝王切開という事もあり、入院は10日間でした。
平成22年11月・第一子出産・私21歳
次男:選択(予定)帝王切開
第2子は自然分娩のできる病院探し
2人目出産は1人目とは違う病院にしました。
その理由が、長男を出産した病院だと2人目も絶対に帝王切開。
友達が出産した病院は、1人目帝王切開でも2人目出産時に自然分娩or帝王切開を選択する事ができると聞いていたので、そこの病院に紹介状を出してもらいました。
何回目かの検診の時に、先生から言われた衝撃の言葉。
「1人目もうちで帝王切開していたら、自然分娩できるんだけど、違う病院での出産だったからカルテもないし1回目の手術の内容がわからないからね・・・
自然分娩はできないのよ。」
しっかり調べていない私が悪かった(笑)
私の気持ちは、できるなら自然分娩で産んでみたいな~ぐらいで帝王切開が絶対嫌だと思ってなかったので諦めも早かったです。
ここの先生優しいし、病院綺麗だし、産後の入院中にエステとマッサージもついてて面会も家族自由にできるので、ここの病院に決めました。
子供の誕生日を決める事ができる
選択帝王切開なので自分の子供の誕生日を決める事ができるんです!
病院の都合や先生の都合などもあるのでそんなに日にちは無いのですが・・・
「〇日、〇日、〇日、〇日、〇日、〇日、この中でいつ産みたい?」
と先生に聞かれました。
子供の誕生日となれば1人で決めるのもな~と思い、主人と相談してからでもいいですか?と持ち帰って旦那と話し合いました(*^_^*)
結局ね・・・選択する日にちが、特に覚えやすい日にちとかもなかったので、一番早い術日にしました(^^)笑
1日でも早く赤ちゃんに会いたいと思う気持ちが強くて❤
手術予定日の前日から入院
入院前にしたい事スケジュールを組む。
長男と旦那と3人最後の生活なので・・・
長男が両親独り占めできる日を作った。
前々日、朝から遊びつくして夜ご飯も3人で外食❤
前日は私が食べたい物スケジュールを組む。(食に貪欲ww)
赤ちゃんが産まれてから1ヶ月は外に食べに行けない。
外出できるようになってからも赤ちゃん連れでも大丈夫なお店を選択しないといけない。
という事で、カウンターのお好み焼き屋(付き合っていた頃からの行きつけ)に行き、
お腹いっぱい食べました。
入院当日。手術前日。
夜に興奮して眠れない妊婦さんが多いと聞きました。
うん・・・なかなか眠れない(笑)
怖いとか不安とか一切無くて、赤ちゃんに会えるのが楽しみで眠れない(笑)
でもいつの間にか寝てました(笑)
翌日、朝に手術。
ギリギリになり、背中の注射が怖くなり「痛いですよね?」と何度も聞く私。
1回目の帝王切開の時は、背中に注射するよりも陣痛の方が痛くて痛みを感じなかったので今回は少し不安になりました。
めっちゃ痛いと思っていたのに、案外痛くない(笑)
そして手術に入りすぐに、赤ちゃんに会えたよー!!!!
後処置もすぐ終わり、部屋に戻ると家族が待っていてくれました♡
2回目の帝王切開後の体の様子
当日はやっぱり寝たきり。
下半身麻酔が効いているので、足も動きません。
悪露が気持ち悪くなり、看護婦さんに言いたいけど言えない・・・
パッド交換してもらう事がすごく申し訳なくて気を使いました。
翌朝7時の時点で、ナースコール。
「バルーンはずしてください」とお願いしました。
一応術後なので、最初に歩く時は看護婦さんが付き添ってくれます。
部屋の中を歩き回り、もう大丈夫という許可が出たので自由に動ける様になりました。
2回目の帝王切開も翌日にはすらすら歩ける。
1回目の時に腹筋使うと痛いな~と思っていたのに、2回目は全然痛くなくてびっくり。手術してもらえる先生で違うのかな?と思いました。
ここでも、看護婦さんに「痛み止めいる時言ってね」と言われましたが我慢できるので大丈夫ですと言いました。
が!!!
翌日の夜中にお腹の激痛が!!!!
原因は子宮の収縮でした。
これは産めば産むほど痛くなる説は当たっています。
この痛みは我慢できず、痛み止めを貰いました(^^;)
子宮の収縮もこの日が一番痛かったのですが、次の日からは我慢できる程度でした。
入院は7日間。1回目の出産と違うのは産後の体重の減りが悪い(笑)
平成26年5月 第2子出産・私25歳・長男3歳5ヶ月
三男:選択帝王切開
病院選び
もぅ帝王切開だとわかっていたので、長男を出産した病院が綺麗に建て直されていた事と、金額的にもリーズナブルだったので長男を出産した病院で産む事に決めました。
最初に、“出産後すぐに家族が面会できるのか”確認しました。
ここの病院は、子供の父親以外赤ちゃんと面会が出来ず、親せきや友達がお見舞いに来てくれたとしても赤ちゃんを抱っこしてもらう事などができない病院でした。
(決まった時間のみガラス越しでの面会はOK)
3人目という事もあり、長男次男にすぐに赤ちゃんに会わせてあげたいと思っていたので最初に確認。
出産当日のみ、兄弟は面会OKとのことでした。
誕生日を決める
第2子同様、手術日を決める日。
主人からはいつでも良いと言われていたので、今回は先生にお話をされた日に即決しました。
2月9日にお願いしましたが、その日は先生が手術日ではないとの事で2月10日に決定。
ちょっとしつこく2月9日にお願いしてみたけど、無理でした(笑)
なんで2月9日が良かったのかというと・・・肉の日。
(主人が肉屋なので、肉の日が良かったww)
(ちなみに、長男は11月29日イイニクノヒww)
(ちなみに、次男は5月16日で特に何も無しww)
手術予定日の前日に入院
次男同様前日に入院。
この時主人の仕事が忙しく、1人育児の時間が多かったので1人で2人を連れまわしていました(笑)
まずは、長男次男を連れてスーパー銭湯へ。
スーパー銭湯が大好きな2人は、3男が産まれたらなかなか連れて行ってあげられないので祖母に着いてきてもらい行きました。
そのあとは、カニ食べ放題へ。これも長男次男が好きなのでいっぱい食べられる様に。
手術前日は主人とまたカウンターのお好み焼き屋へ(笑)
次男を産んだ前日も行った所(笑)
マタニティライフもしっかり楽しんで入院へ。
3回目なのに不安がすごかった
入院してから、すごい不安になった。
その理由は、最後の検診で先生に聞いた何気ない一言の返事。
「今は考えていませんが、もし4人目ができたら帝王切開で出産できるんですか?」
先生は、
「私ね~最高5人まで帝王切開しているからね。できる人は産めるよ。お腹を切った後に状況見て判断するからね」
と言われました。
入院して先生の診察時(前回の先生とは違う)、
「帝王切開なので、お腹開いた時に子宮摘出すると手術費用が安く済みますよ。」
と言われ、
「えっ???」
ってなりました。
旦那からはもぅ子供は3人で十分と言われていたので、4人目は旦那が欲しいと思ったら作りたいと考えていたので衝撃な発言でした。
その後も、避妊リングなど説明をされ、
息苦しくなってきて、涙が止まらず・・・
先生もビックリして私の話を真剣に聞いてくれました。
「前回の先生からしっかり申し送りができていなかったから、お母さんの気持ちをわからず、怖い説明してごめんね。もぅ今の話は忘れて、明日の手術で赤ちゃんに会えることだけを考えよう。その時にしっかりお腹の状態を確認しとくね。」
先生はすぐに謝ってくれて、話を切り替えてくれました。
息苦しかったのは、過呼吸だったらしいです(^^;)
過呼吸の経験がなくて、すぐに気付かず先生も自分のせいで過呼吸にさせてしまったとすごい反省してくれました。
手術当日
また背中の注射が怖くなり、看護婦さんに伝えました。
痛いのは一瞬やから大丈夫大丈夫と言われ、先生の注射上手いで有名よ~!と励ましてくれる看護婦さん。
本当に全然痛くなかった!!!
リラックスしながら手術開始。
1時間たっても全然赤ちゃんが出てこない・・・
そして、お腹がめちゃくちゃ痛い。
でももぅすぐ出てくるから。痛いの我慢しよう。
と思いずっと我慢していましたが、もぅ痛すぎて冷や汗ダラダラになってきて一気に寒くなってきました。
顔の近くにいた看護婦さんに
「すいません。すっごい寒いです。」
と伝えると
「顔すごい汗かいてるけど、寒いの?」
と言われました。
((痛いの我慢してます。それは冷や汗ですよ・・・泣))←心の声
背中に汗がダラダラたれてくるのがわかるぐらい冷や汗で濡れてた。
電気毛布を上半身にかけてもらいなんとか寒さをしのぐ・・・
先生が私の顔を見て、「痛い?」と聞いてくれた。
「ものすごく痛いです」
やっと言えた(笑)
そっからは我慢がとけてしまい、ずっと声が出るぐらいうなされていました(笑)
やっと三男が出てきて、私の顔の近くに連れてきてくれたんだけど、
もぅ声を出す元気もないぐらいぐったりの私。
三男と触れ合う事もできず、心の声は「早くこの手術終わって」でした。
後処置もすごく時間がかかり、1時間以上。
もぅ痛すぎて先生に「いつ終わりますか?」と聞いてしまいました。
するといきなり眠たくなってきました。
いやいや。この2時間半我慢したけどさ・・・
最初からそれ入れといてほしかった(笑)
3時間の手術を終えぐったりして病室へ帰る。
旦那がものすごい心配してた(^^;)
((今までの手術と時間が違いすぎる!絶対何かあったんや!))
と思ったらしく、看護婦さんに
「妻が出てこないんですけど大丈夫ですか?」
と2回ぐらい聞きに行ってくれたみたい(^^;)
なんとも忘れられない3回目の帝王切開手術。
すごく時間もかかり、痛みに耐えた手術も無事に3男出産できて良かったです。
兄弟面会の約束が・・・
めっちゃ楽しみにしてた家族の面会。
長男も次男もお腹の中の赤ちゃんにいっぱい話かけてくれていたので、絶対すぐに触れ合わせてあげたかった。
(本当は立ち合い出産が理想だけど帝王切開は立ち合いができないので)
ところが、兄弟の面会が病院の規則でできなくなりました。
この時期は寒い寒い2月。
そう。世間ではインフルエンザ大流行中。
長男も次男も保育園に通っているので、何かしら菌をもっている可能性大と判断され、赤ちゃんの命を優先させてもらいます。と説明。
もぅね・・・
めっちゃ泣いた*1
「なんで?なんでなん?一番最初に確認したのに。兄弟に抱っこさせたかった。触れ合わせたかった。」
これも私の自己満足のわがまま。
3男の免疫力を考えると退院してからの方がいい。
でも、生後1日目って一生に一回しか会わせてあげられないやん・・・楽しみに待っていてくれていた長男次男の事を考えると涙が止まらなかった。
ところが、泣いているのは私だけ。
長男次男はケロっとして、がっつりパンを食べていました。笑
4人目の妊娠について・・・
主人は手術後に主治医から説明をされました。
お腹を切った時に癒着の危険性が考えられました。
もぅ4人目は考えないでほしい。
との事。
主人はもぅ3人でいいと思っていたのですぐに
「わかりました」
と返事したそうです。
私に説明してくださったのは、翌日の診察時でした。
「もしね。もしもですよ。
4人目を授かったらどうしたらいいですか?」
という質問だけしました。
「うちの病院では出産できません・・・」
とお返事をもらいました。
なかなか受け入れられず、また落ち込みました。
今3男が産まれたばかりなのに、すぐに次の子を作ろうと決めている訳でもないのに。
“もぅ妊娠する事はできないんだぁ。子供産めないんだぁ。”
こんな事を思っていました。
翌日から母乳育児がはじまり、ふとした時
“この子が最後の赤ちゃん!!!いっぱい抱っこして育てよう!!!
3人のために私は精一杯子育てしよう!!!”
と決めてから、落ち込む事はなかったです。
これはあとあと思った事。
先生の言葉をいいように受け取ってしまった。
産めない!と言われていない。
出産させてくれる病院があるかもしれない。
なんてちょっとだけ・・・思ってしまった。(多分本当に諦めていない)
3回目の帝王切開後の体の様子
実は、病室に戻ってからすぐに足が動いていました。
“あれ?足めっちゃ動くやん。麻酔効いてなかったんかな?我慢せんと苦しい思いせんと先生に早く言ったら良かった。”
こんな事を思いました。
当日はベット上だけですが、動いても痛くなくて体は元気。メンタルはやられていたw
翌日、朝からバルーンを外してもらいすぐに歩く練習。お腹の傷の痛みは少しありますが、産後のバンドを付けていると痛みは和らぎます。
子宮収縮の産めば産むほど痛くなる説・・・
3人目はやっぱり痛い(笑)
痛み止めもらいました(笑)
特に授乳中に“きゅ~”って締め付けられる痛さがやってくるんですよね。
これも、赤ちゃんを産んだ証。
平成28年2月 第3子出産・私26歳・長男5歳2か月・次男1歳8ヶ月
まとめ
帝王切開も自然分娩も絶対安心という訳ではない。
どちらもリスクのある立派な出産!!
正直1回目と2回目の帝王切開と3回目の帝王切開は全然違う手術だった。
手術の説明も「まれに」という言葉を使い、不安になる説明もされる。
帝王切開で何人産めるかは最後のお産の時にしっかり先生に伝えましょう。
手術の時にお腹の中をしっかり見てくれるからです(^^)
*1:+_+